淡路島のディープな部分を紹介します
 調査報告
ここでは、淡路島の”ちょっとディープでええ感じ”な所を調べて、皆さんに報告してゆきます。
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淡路島最強のたまねぎ? を調査せよ!     

2006年 8月30日 更新

前回もたまねぎ、今回もたまねぎ・・?いいや、皆さん、そんなことをいってはいけません!ここで紹介するたまねぎはちょっとやそっとのたまねぎとは違います!なんと、「淡路最強のたまねぎ」 = 「日本最強のたまねぎ」なのですから・・・・。
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イントロダクション
 「淡路島の玉ねぎ生産量は、日本一である。○か×か。」

 こんな質問をされたら、当然淡路島の人間なら誰でもが○と答える。それくらい、島に暮らす我々と、玉ねぎは密接なのである。もちろん、生産量だけではなく、淡路島のたまねぎはその甘さにおいても有名であるという。
 さて、そんな中、すごい情報が入った。なんと、淡路島には信じられないくらい甘い玉ねぎがあるのだという。しかも、テレビでも放送されたことがあるくらい・・(なんと、どっちの料理ショーだって!)
 そんなにすごいたまねぎなら、一度食べないとだめっしょー?!
 だから、前回たまねぎ、もちろん今回もたまねぎだが、そんなことは関係ない。全く気にしない。

 例によって、ボスからの指令である。

ボスからの指令
ボス 「・・・なあ、なあ。たまねぎって、少し苦味あるよな?」

私 「・・・あたりまえやないすか。たまねぎかじって、スルメの風味がしてどないするんすか。」

ボス 「・・・・・いや、まあ聞けや。他でもないんやけれども、淡路島の玉ねぎでな、めちゃくちゃ甘いたまねぎがあるらしいぞ。なんと、その糖度は果物レベルらしいで・・・。」

私 「うそ!!マジ?!それ、ちょっと食ってみたい!!」

ボス 「そやろ?おまえがそない言うおもて、ちゃんと調べといたからな。はい、コレ、電話番号」

私 「調べた、いうて、テル番号ですやんか。コレ。・・・・かけろ・・・と?」

ボス 「あたりまえや!ボスいうたら、動かんでええからボスやんけ!」

私 「おっさん、ちょっとは働けよ・・・」

ボス 「なんかいうたか。君、次のボーナス査定でマイナス200万ポイントやな。うちは外資系と同じで、実力主義や。減点方式を採用しとるから、200万ポイントマイナスっちゅうことは・・・今ので君、向こう15年のボーナスはうまい棒一本やな。」

私 「いや、ぜひとも、行ってきます!」

敬愛するボス様のために、手となり足となってまずは電話。

私 「あ、もしもし、成井さんのお宅ですか?」

相手 「はい。そうですけど。」

私 「いや、実はこれこれこういうわけで、ぜひとも一度食べたいなあ、と思って・・・。ついでに、いろんなお話なんかも聞けたらな〜とか思っているんですが・・・。」

相手 「・・・あ〜、まあ、忙しいんやけどなあ・・・。まあ、ええよ。」

と、こんなやりとりを交わし、相手の了解を快く?得て、受話器を下ろしたのであった。

もちろんこのとき、電話の向こう側からロコツに「なんや、この怪しい電話は・・・?」という雰囲気が感じられたのはいうまでもない。

そらそやな。いきなりそんな電話かかってきたら、気持ちわるいよな・・・・。

ボス 「いや〜、前回のいづも庵の玉ねぎうどんと、今回の日本最強のたまねぎのコラボ、これ、実現したら素晴らしいやろなあ・・・!!」

私 「本当にそうですよね。」

確かにそのとおりやな、と思いつつ、私は現場に向かう準備をした。

私 「ほな、おつかれさんです。」

ボス 「・・準備はしたんでしょ?いかへんの?」

私 「今日は、準備をして、行くのは明日いきます。」

その日はそれで押し通した。現場に向かう準備をして、明日行くことに。

だって、最近ロープレにはまってるし。今日は家でプレステでもしよ〜っと。
早速出発!!
 どうも。淡路島のたまねぎ生産量は、北海道についで2番目だということを知らない無知なおっさんをボスにもつ、私です。

向かう先は、洲本市鮎屋である。
ここに、伝説の玉ねぎをつくりつづける職人が存在する!
私は緊張しながらも、車を走らせた。

あまりに緊張したためであろうか、居眠り運転で、危うく事故になるか、というヒヤリハット!

・・・どこが緊張しているのか?という突っ込みをよそに、車は鮎屋へと向かう。
先日遅くまでやったロープレをうらみながら、車は目的地へと近づくのであった。

「しかし、とんでもないところやな・・・・。」

鮎屋とひとくちにいっても、なかなかわからない。
現地の人間でないと、こりゃあわからんぞ・・・・。
だって、同じような風景が続くんやもん。

私は車を走らせ、途中戻ったり、バックで引き返したり、と悪戦苦闘しながら、進んだ。

恐らく、このあたりのはずやけど・・・・。

そう思った時だった。
倉庫がひとつ、目前に現れたのである。
近くにはおじさんが一人。

ここだ!間違いない。長年の直感が私にささやく。

「すみません・・・成井さんのおたくはここでしょうか・・・・?」

「あー?ちゃうで。それやったら、こっちにむかって、ああいって、こういって・・・。」

私 「あ、ありがとうございます。すみません・・。」

長年の直感は案の定撃沈した。

教えてもらったとおり進み、次こそたどり着いた。

果たして、そこには目指すべき人物が忙しそうに作業をしていた!
「淡路=日本」最強の玉ねぎ現る!
「(たまねぎ)買いにこられたんですか?まあ、どうぞ。」

作業する手を止めながら、やさしく迎え入れてくれたのは、成井さんのおくさんであった。

しばらくすると、成井さんもその忙しそうな手を止め、こちらにやってきた。

成井さん 「・・あ〜、自分か、昨日、話きかせてくれ、いうて電話かけてきたんは・・・。」

奥さん 「・・え?あーあー、あんた(成井さん)が昨日言いよった、電話かけてきて話聞きたい、とかいう兄ちゃんか?」

私 「はい。突然、変な電話をかけてすみませんでした。」

・・・やばい。やっぱり、変なやつや思われてる・・・。
そらまあ、当然か・・・。ホンマすんませんでした!

私 「すみません、キロ単位で分けてもらえるんですよね?最小の単位って、どれくらいからですか?」

成井さん 「3キロです。1キロ300円。」

そうやって言うと、奥さんが目の前で玉ねぎを1つ、スコーン!と切ってくれた。

・・え〜!嬉しいけど、なんか、申し訳ない!!

奥さんは、サクサクと包丁で切ってゆく。

もちろん、玉ねぎを切る合間にも、たまねぎに関する説明を丁寧にしてくれるのであった。

奥さん 「玉ねぎはなあ、繊維がこないはしっとるから、繊維に沿って切ったら、生で食べる時はええんよ。」

そういいながら、慣れた手つきで切ってゆく。

突然の訪問にも笑顔で迎えてくれる成井さん 奥さんが目の前で、早速玉ねぎを切ってくれました。
さっそく目の前で切ってもらった玉ねぎをひとつ手に取った。。

奥さん 「うちの玉ねぎは、確かに糖度は高い。ほやけど、皮むいたら中身がスイカやメロンでてくるわけちゃいますよ。」

私 「わかりました。」

実際に一つ口に入れる。

たしかに!!

甘いな、コレ!!

中身はたまねぎ。そのため、もちろん玉ねぎ独特の苦味は確かにある。

しかし!たまねぎって、こんな風に、皮むいて切ったら、すぐ食えるもんやったっけ?

口の中に入れると、シャリシャリっとする。

もちろん、水にさらした玉ねぎではない。(水にさらすと、苦味もとれるが栄養分もとれるので、やらないほうがよい、とのこと。でも、普通の玉ねぎなら水にさらさないと食べられないよな・・・。)

生ですよ?

な ま !

水にさらした玉ねぎとちゃうんよ!?

ほやのに、苦味はほんまに少なくて、かめば甘味がでてくる。

おまけに、そのまま食べられるのは、初めて。

「う〜ん、これ、甘いですね。苦味も確かにあるけど、少ない!」

奥さん 「そうやろ?」

成井さん 「ちょっと間、切った玉ねぎを冷蔵庫に入れて冷やしとったらもっとおいしくて食べやすくなるで。今から冷やしとって、かえる前に、もう一度食べたらええわ。シャリシャリとして、果物感覚に近いやろう?」

成井さんの玉ねぎは、東京では「果物の伝道師」とまで呼ばれる人の果物屋さんで、「フルーツたまねぎ」として売られているらしい・・・。

そんな「果物の伝道師」って呼ばれるような人のめがねにかなった「たまねぎ」ってこと?

う〜ん、すごい・・・。でもたまねぎって、果物とちゃうかったよな・・・・。
本当に大きい!その秘訣は完熟するまで待つから、とのこと。 少し厚目に切ると、シャリシャリ感が楽しめる。
玉ねぎを頂いたあと、早速お話をうかがう。

私 「そやけど、成井さん、どないして、こんなにこだわった玉ねぎを作ろう、と思ったんですか?」

成井さん 「うん。そうやなあ。あれは15年くらい前。新参者のわしが・・・・」

・・・・と、ここで、成井さん、いったん席を外す用事ができてしまう!

・・・忙しいところ急にお邪魔して、本当にすみませんです!!!

かわりに奥さんからいろんなお話を伺うことに。

今現在、成井さんの玉ねぎはブランドとして有名であり、その値段は東京では一番。ということは、日本でも一番ということになる。もちろん、そうなるまでにはいろんな苦労をされているし、現在もたゆまぬ努力、研究をされているからだった。

当初は採算度外視での土作りに、奥さんもずいぶん苦労されたようだ・・・。
また、それだけではなく多くの手間、暇、金を惜しまずに、本当に良いものだけを作ろうとしてきた結果、今日の”成井さんの玉ねぎ”として認知されるまでにいたったのだという。

本当に多くのこだわりがあるのだが、とりあえず3点、ピックアップしてみた。

こだわり @

土づくり
この土づくりからが半端ではない!!ミネラル分を豊富に含ませるために、田んぼにまく肥料にはかなり気を使っているようだ。もちろん、科学的なものよりも天然のものに当初から目をつけていたらしく、その苦労はこだわりがなせる業である。ここで詳しくは記さないが、どんなことをしているか聞いて、びっくりしました・・・・。いっぺん、話きいてきてみー!!

こだわり A

完熟
完熟にこだわる。一般的なところが創っている玉ねぎよりも、2〜3週間も取入れを遅らせることも。玉ねぎの葉の養分が玉に移るまでじっくりと待ち、本当に完熟した良い出来のものだけを収穫、販売!もちろん、収穫後の保存にも気を使っている。

こだわり B

選別
たまねぎをとりいれした後の選別にもこだわる。一つ一つを丁寧に手にとり、チェックしてゆく。少しでも品質が悪いと判断すれば、その玉ねぎはすぐに選別してよけられてしまう。スーパーなどにおろす際にも、ダンボール箱の中の不良品をゼロにすることは(人間なのでミスも発生して)できないが、あくまでもゼロにこだわり、その理想に近づくよう、手間隙を惜しまない。肥料、栽培、収穫、保存、厳しい選別・・・・これら全てのハードルをクリアしたものだけを出荷しているのだ。

その後、成井さんが帰ってきた。

成井さんからいろんな話を伺ったのだが、成井さんは、やはり、「命のたべもの」ということで、食べ物を作るものの責任として、なるべく天然の肥料を使ったり、使用する農薬の量は必要最低限だけにしたり・・・・と大変な手間隙をかけてらっしゃる様子だった。
また、効率重視よりも、品質重視、本当に良いものをつくり、商売としての視点からだけで玉ねぎ栽培をみておらず、自分が納得のゆくものを作りたい、という、まさに「職人」のような側面をもっていた。

しかも、本当に熱い!男なのである!!!

成井さんに、最後に伺った言葉が以下である。

「男はやっぱり、夢とロマンをもたんといかん。あとは、高い志。もちろん理想だけもっておっても、それに伴う勉強、研究がないといかん!」

う〜ん!熱い!!

成井さん、今日は本当にいろんなお話を聞かせていただいてありがとうございました!!
倉庫の前で一枚。急にお邪魔してすみませんでした!
実際に家で調理してみる。
さて、早速家で調理してみる。

色々と悩んだのだが、やはりせっかくの「成井ブランド」の玉ねぎ。

その素材の味を楽しめる方法として、まずは「生」を選択する。

はじめに玉ねぎをスライスし、冷蔵庫で10〜15分冷やす!

その後は、サラダとしていただく。

ドレッシングとして、わさび醤油を用意。

では早速、レッツ!クッキング!!
生で食べるなら繊維にそって切る。こうすることで、苦味をあまり感じない、とのこと。 分厚くきる!これが果物のようなシャキシャキ感を出す秘訣。
さて、成井さんの奥さんに教わったとおり、生で頂く場合は繊維にそって切る!
さらに、厚めに切ることで、果物のようなシャリシャリ感が得られる。
早速切ってみた。
また、上右の写真からわかるように、その厚さもかなりぶ厚めに!
さらに、冷蔵庫で15分ほど冷やすことにより、苦味がさらに飛ぶとのこと。
それを”お刺身”と、”生”の2パターンで頂く。

15分経過・・・・。

まずは生。冷えたものを早速ひとくち!

シャリシャリッ!

う〜ん!
今回のは、先ほど成井さんの家で食べたものよりもさらに甘味が強い!
デリシャス!

一口食べるとわかるのだが、まず最初に口に広がるのはその甘味!
うそみたいだが、たまねぎなのに最初の一口、感じるのがうっすらとした甘味なのだ。

もちろん、後から苦味もやってくるが、その苦味は通常の玉ねぎのそれと比べると、ほぼゼロに近い。

これだけでもうまいのだが、次はわさび醤油(お刺身?)で頂くことに。

う〜ん!
これもうまい。
わさびの後から、玉ねぎがもっている甘味が・・・・。
生より、さらに食べやすくなりました。
実際に冷やしてみる。
早くおいしくなあれ・・・。
シャリシャリ!!
甘味が強い!!さすがフルーツ玉ねぎ!
わさび醤油でいただく!もちろんこれもうまい!!
さて、もちろん甘い、といっても、そこは玉ねぎ。

やはり、どうしても生で食べるのにはその量にも限界がある。
(食べているうちに、少しずつ苦味が蓄積されてくる。)

そこで、そろそろ”焼き”に入ろうかと思う。

しかし、焼くにしても、素材本来の味を楽しむために必要以上の味付けは行わない。

輪切りを塩、こしょう、醤油のみで。

最後は、野菜炒めのように玉ねぎを炒めてこれも同様の味付けで。

早速輪切りにして、薄く油を引き、焦げ目がつくように炒める。
もちろん、厚さは十分な量とることに。
また、輪切りに関しては、その分厚さゆえに、少しゆっくりと炒める。

・・・焦げ目が表、裏につき、色があめ色になってきたころ・・・・。

よーし!OK!かわいい愛弟子たちよ!!

そろそろパパのお口にはいる時間だよ!!
もちろん分厚く!。 表面においしそうな色がつきました!
もう一丁、野菜炒め風! これはうまそう・・ええ感じの色あいになってます・・。
・・・・これがまじでうまい!!
いや、生もうまいんだけれども、そこはそれ。

さっきもいったけれども、やっぱどうしても玉ねぎ特有の苦味がすこ〜しだけある。
だもんで、量食べていると、少々きつくなってくるわけです。

ところが、この輪切りはどうよ?

写真みたらわかりますが、すこし時間をかけてじっくりと焼く。
(といっても、焼きすぎはNG!表面の色あいをよくみながら、加減して焼いてね)

するとどうでしょう!!
苦味が完全に消え、後に残るのは”成井ブランド”玉ねぎに残る最高の甘味!
口の中にほわ〜っと広がる、その甘味は、本当に玉ねぎとは思えないくらい!
だって、味付けって塩、こしょう、それに醤油が少しだけなんですよ?コレ!!
これは、まぢオススメです!!!!
騙されたとおもって、一回やってみ?
いや、マジで!!
(好みもあるだろうけど、個人的には、少ししっかりと火を通すほうが、うまかった)

さて、もう一品の野菜炒め風たまねぎのソテーもうまい!

仕上げにパプリカを上からふりかけ、頂くことに・・・。

これもうまい・・・。

やっぱり、量食べるなら、これもしっかりと火を通すほうが美味しくいただけます。

本当に、うまかった!!ごちそうさまでした!!

これみとる人!!ホンマ、騙されたおもて一回たべて!!

淡路が誇るほんまにうまいもんの一つです!!
マジでうまい・・・。しっかりと炒めるとよりうまいです! 感動をありがとう・・。今回作った料理と成井ブランドです。
店データ
● 今回お邪魔したお店は「成井さん家(オニオン倶楽部)」
● 玉ねぎの旬には、全国各地から注文が届くとのこと。
● 埼玉県からも買いに来た人がいるとか。
● 〒 656-01 兵庫県兵庫県洲本市鮎屋594  
● п@ 0799-22-7326
● FAX 0799-22-9254
● 紹介ホームページがあるので、詳細はこちらで。
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